小田原十郎梅の作り方

「十郎梅」―小田原の大地と光と風がくれた宝ものです

小田原市曽我丘陵には、約3万5千本の白梅の木があります。中でも「十郎梅」は小田原の風土に最も適した品種です。
もぎたての十郎梅を濃度20%のお塩だけで漬けたものが伝統的な十郎梅干です。3日3晩の土用干しや、夜露にあてたり、表皮が熱いまま詰めて熟成する、こんなことも古人から伝わる地域の財産です。
「十郎梅」は、皮が薄く破れやすいため梅干になるまでもっとも手間のかかる品種です。でも梅干になったときには、表皮の薄い、柔らかい梅干に仕上がります。
ひと夏、ふた夏、熟成を経て、十郎梅はお塩の角の取れた、美味しい、なれた十郎梅干になるのです。

そして今、小田原では、おいしい十郎梅干のなかでも極上の品として「雲上」というプレミアム梅干を創りました。サイズ4Lの大粒で頭上完熟した梅を原料とし、漬ける塩分、仕上げの塩分表皮、果肉の柔らかさ等の基準をつくり、食味審査も含め2回の審査会を行なって、初めて「雲上」として出荷される貴重なプレミアム梅干です。


小田原十郎梅「雲上」

十郎梅の一年、2-3月開花、6月漬け込み、7-8月土用干し、熟成、完成

   
 

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